会長挨拶)平成27年度コメディカル連絡協議会


 本日は、東山医師会コメディカル連絡協議会にご出席頂き誠に有難うございます。本会も今年で30回目となります。30回を記念してささやかながらケーキとコーヒーを準備させて頂きました。
 今年は、団塊の世代が後期高齢者となる2025年を見据えた、かかりつけ医、在宅医療、介護の一体化による地域完結型の包括ケアーシステム構築の1年目に当たります。
 毎年増え続ける社会保障費の為、国は一千兆円を越える公的債務があり、地方への拠出金も減少し、地方は疲弊するばかりです。財政難や近年の少子高齢化により、介護するものが減少する中であっても、我々は、東山地区にふさわしい地域医療、介護の提供に取り組まなければなりません。
 そのため、今年は、東山区役所福祉部支援保護課支援第二係長 湯浅聡美様にお願し、東山区の現状や今後の取り組み方などのご講演を頂き、私たちが目指すべき地域包括ケアーシステムについて皆で考えて行こうと思います。
 講演の後、在宅医療に熱心に取り組まれ、経験も豊富なコメンテーターの方々に介護の現場の実情や問題点などについてご意見を頂き、参加の皆様で意見交換したいと思います。
 地域包括ケアーシステム構築には、多方面の職種の方々との連携が極めて重要であります。何を始めるにしてもスタートの鍵は人です。
  しかし、現在の介護の現場では、医師たちに相談することにどうも抵抗がある、ハードルが高いなどの不満もあり、この会を通じてこのような隔たりを一掃し、お互い顔の見える関係作り、良いチームワークができることを期待しております。
 東山地区は豊富な観光資源があり、これから私たちがすばらしい地域包括ケアーシステムを作り上げ、他の地方からこの東山地区に住みたいと思うような町づくりが大切だと考えます。
 皆様の積極的なご発言頂き、この会が活気ある実りの多いものになることをお願いし、私の挨拶とさせていただきます。
       
                                                 東山医師会会長  中村良雄

まとめ
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